無人駅&グランピングとは?日本一のモグラ駅にグランピング施設が誕生!
無人駅×グランピング とは
無人駅をどのように維持していくのかということは、非常に大きな問題となっています。そこでグランピング施設として活用してはどうかという試みが、最近強まってきています。
この記事ではグランピングがどのようなものであるのかということから無人駅をグランピング施設として使うにはどのような方法があるのかということまでまとめていきたいと思います。
この記事を読むことでグランピングと無人駅のかかわりが理解できるようになりますので、最後までお読みいただけると幸いです。
グランピングとは
グランピングというのはグラマラスなキャンピングという意味であり、通常のキャンプよりもより魅力的なキャンプということになります。
グランピングできる施設では、通常、キャンプに使う道具や食べ物などキャンプに必要なものがあらかじめ用意されているので、手軽に魅力的なキャンプを行うことができるようになっています。
起源は海外で始まったものでしたが、それが普及して、日本にも伝わってきました。
魅力的なキャンプであるグランピングとはどのようなものなのでしょうか。単に豪華なキャンプであればよいというわけではなく、自然豊かなところを満喫することができるということや豪華なキャンプを行うことができるような設備が搭載されているということが大きなグランピングの特色となってきます。
普通のキャンプと比較して、より自然と一体化することができ、あまりキャンプの知識やスキルがなくても豪華な滞在が楽しめるところがグランピングにとって不可欠であるということになります。
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グランピングの魅力
キャンプをするということになると、テントや食べ物などを持ってきて自分でテントを設営したり食事を作ったりということがあるので、キャンプの初心者にとっては、なかなか難しさが伴う作業となり、躊躇する方も少なくないと思われます。何をしたらよいのか分からないし、野外での宿泊となるので、トラブルが起こった場合に不安だということも多いと思います。
この点、グランピングならば、テントなどを設営したりすることは不要ですし、シャワールームやトイレなども施設の中に備わっています。コテージやトレーラーハウスのような形式になっているグランピング施設もあります。
エアコンまで備わっていて、年中いつでもグランピングが楽しめる施設や温泉やいろいろな野外体験ができるようになっているところもあり、キャンプの楽しみを残しつつ快適に滞在できるというところにキャンプに勝るメリットがあるようです。
食事についても、食材はもとより、準備をする必要はありませんし、料理を作るところも後片づけもおまかせということもでき、非常におしゃれな料理のケータリングをしてもらえるグランピング施設すら存在します。
キャンプを始めたばかりの人が不安に思うところを一つ一つ取り除いていって、キャンプよりも、さらに快適に、さらに便利に利用できるようにしたところにグランピングの大きな魅力があると思われます。
グランピングならば、気軽にキャンプ気分を体験してみることができます。
グランピングと無人駅
鉄道会社にとってみれば無人駅というものは維持費がかかるだけで、なかなか負担の大きな存在となっています。JR東日本管内においても約4割が無人駅となっており、どのように無人駅を維持していくのかということが大きな課題となっています。
このような中、 JR上越線・群馬県みなかみ町の土合(どあい)駅に2020年2月に宿泊施設が突然現れました。駅の横に2つの簡単な滞在施設とサウナを設けた施設で温泉への送迎もしてもらうことができるなどグランピング施設ならではのいろいろなサービスがついていてとても快適に過ごすことができるようになっています。無人駅を何とかうまく活用しようとする工夫が尽くされた場所となりました。
さらに、駅の中にはカフェが作られて、軽食やちょっとしたくつろぎにも利用することができます。居酒屋の営業までも行ってみたところ、宿泊客のみならず、地元の人も大勢集まって、とてもにぎやかな場所となりました。
40日間で約80名の方が宿泊施設を利用したのですが、土合駅は鉄道好きの人にとってはかなりの有名な場所だったこともあって人気が高まっています。大好きな鉄道の駅の近くに泊まれるということが大きな魅力となっているようです。
このように、無人駅を放置して維持費がかさむだけにするのではなくて、グランピング施設やカフェ、レストランを作ることによって大勢の人が集まる賑わいの場所とすることで逆に収入源にしようとする動きが加速しています。
今後も注目!
ここまで、グランピング施設とはどのようなものかということから無人駅とのコラボレーションまでご紹介してきました。
グランピング施設は、キャンプをしてみたいけれど大変そうと考える人に手軽にキャンプに勝るようなゴージャスな体験を提供することができます。
さらに、鉄道会社にとって維持費が重くのしかかる無人駅にグランピング施設を併設することによって閑散としていた無人駅が、大勢の人を集める集客スポットに変化させることができます。
無人駅とグランピング施設のコラボは大きな流れになっていくのではないでしょうか。