65歳以上の高齢者になると、心身ともに衰えが顕著になり、病気や怪我が増えてきますよね。
「こんなに衰えたのか」と精神的ショックを受ける人。
「もう残された時間はそれほどないのね」と老けることを受け入れる人。
「まだまだ老け込みたくはない」とアクティブに活動を続ける人。
老後の感じ方や過ごし方は人それぞれかと思います。
もしも、老後を最高に楽しく暮らしていきたいのであれば、やはり目標がある方が良いでしょう。
この記事では、そんな「老後は何か新しいことに挑戦することで若々しくいられる」というテーマについて解説していきたいと思います。
人は年齢を重ねることで老けるのではない
血液中のタンパク質を分析した結果、34歳、60歳、78歳という3つのポイントで急激に老いるというスタンフォード大学の研究結果があります。
確かに、青年期、壮年期、老年期というライフステージごとに一段階ずつ老けていくものです。
しかし、すべての人が同じように老けていくわけではなく、50歳、60歳になった時の同窓会などで年相応に年齢を重ねている人もいれば、「なんでそんなに若々しいの?」とビックリするほどの人もいます。
そんな年齢を重ねても若々しくいられる人に共通するのが、「常に目標を持ち挑戦している」ということです。
挑戦する内容はそれぞれです。
ダイエットや美容といった外見を磨くことを努力している人もいれば、スポーツや趣味などで目標を立て、挑戦し続けている人もいるのです。

常に何かに挑戦することで若々しくいられる
定年退職後は、会社に縛られることなく毎日自由に暮らすことができます。
しかし、実際に想像していた「自由な暮らし」をしてみると、最初の何週間は優雅な気分を味わえますが、その後は時間がある苦痛を感じるようになり、張り合いがなくなってしまう人もいます。
会社勤めをしている時に、仕事に身を捧げていた人ほど老後の暮らしに満足できない傾向があるのです。
そんな「老後の暮らし」を、最高に楽しく暮らしていくためには、「常に何か新しいことに挑戦する」ことが極めて重要です。
寝る時間以外のすべての時間が「自由」なのです。
今まで生きてきた中で、「憧れたこと」「感動したこと」「やってみたいと思ったこと」が何度もあったはずです。
大金が必要なことは現実的に難しいかもしれませんが、それ以外であれば挑戦できる環境なのです。
テニスや登山、将棋に盆栽、ゲートボールにゴルフ、料理にハンドメイドなどなど、世の中には星の数ほどのジャンルが存在します。
経験のない新しい何かに挑戦することで、ポジティブな精神状態を作ることができ、身体にも良い影響を与えてくれます。
人生100年時代と呼ばれる現代において、高齢者となる65歳はまだまだ「若造」なのです。
1つや2つだけでなく、3つ4つと挑戦していっても全く問題ありません。
人生の終わりが近づいたとき、「やりたいことは全部やってきた」と思えることができれば、きっと後悔をすることはないでしょう。
挑戦はストレスを感じるというデメリットもある

ここまで、老後に目標を作り挑戦することの重要性を解説してきましたが、挑戦することですべてがうまくいくかというと、そうではありません。
挑戦するということは、上手くいかなかったときに「ストレスを感じる」のです。
挑戦が上手くいっているときは充実した毎日を送れますが、毎回挑戦が上手くいくなんていうことはありえません。
上手くいかない時、「なんでうまくいかないんだ」とイライラしてしまっては、心身ともに悪影響となってしまいます。
そんな時に効果的なのが、「リフレーミング(物事の枠組みを変える)」という心理テクニックです。
例えば、登山をして全体の半分程度登った時、「まだ半分か」と思うのではなく、「もう半分か」と思うことで感じ方が違ってきます。
フルマラソンなどでも、10キロ地点くらいで、「今からスタートで32キロ走る」とリフレーミングすることで楽に走れたりします。
老後の挑戦に関しても、登山や階段のような枠組みにリフレーミングすることで、「うまくいかなかったけれど少しは上達した(階段を上った)」「この失敗を明日に活かして上達しよう(階段を登ろう)」というように考えるのです。
まとめ
今回は、「老後は何か新しいことに挑戦することで若々しくいられる」というテーマについて解説してきました。
高齢になり老いていく自分に絶望してしまうと、余計に老けていってしまいます。
「何か新しいことに挑戦する」だけで、若々しく楽しい老後を送れる確率を上げることができるのです。
ぜひ明日からでも、何か新しいことに挑戦してみてはいかがでしょうか?