うたパスとは
うたパスはauを展開する大手携帯会社KDDIが運営している音楽配信サービスです。ハイレゾ音源を再生することもでき、プランも豊富にあります。
その他にも CDやPCから取り込んだ楽曲の再生や歌詞表示などユーザー目線でのサービスが提供されています。
dヒッツとは
dヒッツとは、docomoとレコチョクが運営する音楽配信サービスです。
ドコモユーザー以外であってもdアカウントを取得すればdヒッツを利用することができます。レコチョクが運営に加わっていることもあって邦楽に強いところもdヒッツの魅力の一つとなっています。
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うたパス無料版について
無料プランはうたパスアプリをダウンロードしてインストールすれば、使えるようになります。
うたパスは基本的に7000以上のプレイリスト
うたパスは基本的に7000以上のプレイリスト単位で構成されているので、無料版では うたパスアプリの中にある楽曲を30秒間、ハイライト再生できるほか、プレイリストの楽曲を1日5回までスキップすることができます。
しかし、楽曲単位で再生することはできず、広告も入り、プレイリストのスキップ再生も回数が限定されているので、BGMとしてハイライト再生で満足できる方は良いかもしれませんが、音楽ファンならずともさほど使いどころはないように思います。

うたパス有料プランについて
うたパスの有料プランには、聴き放題プラン・ベーシック、聴き放題プラン・Myうたプラス、聴き放題プラン・オンデマンドがあります。料金は以下のようになります。
ベーシック 月額300円
Myうたプラス 月額500円
オンデマンド 月額891円
プレイリスト内の楽曲をシャッフル&フル再生
ベーシックでは、広告が入らなくなり、プレイリスト内の楽曲をシャッフル&フル再生できるようになります。プレイリスト内でのスキップも無制限にできるようになります。
しかし、自分の聴きたい曲にいくまでスキップ操作をしなければならない手間があるので、作業用のBGMとして流しているには良いかもしれませんが、特定の音楽を聴きたいファンにとってはやや使いづらいところがあるかもしれません。
Myうたプラスでは、プレイリスト内の楽曲のシャッフル&フル再生に加えて、曲順再生が可能となります。ベーシックまではシャッフル再生しかできなかったので次に何が流れるのかプレイリストを見ても分からなかったのですが、曲順再生ができることにより、次の音楽の見当がつくようになります。
特定の曲を毎月10曲までMyうたとして保存
また、特定の曲を毎月10曲までMyうたとして保存して、プレイリストにとらわれずに再生することができるようになります。
さらに特典として、毎週火曜日に指定のカラオケ店での料金が600円安くなるので、カラオケの好きな方にも良いかもしれません。
ここまでくると、500円という他の音楽配信サービスと比較すると半分くらいの値段で、10曲までは自分の好きな曲が登録できてフル再生ができるので、それほどこだわりのない音楽ファンにとっては満足できる内容ではあります。
ただし、コアな音楽ファンにとっては10曲くらいはすぐに埋まってしまうのでまだ物足りない内容かもしれません。
オンデマンドまでくると、ようやくプレイリストにかかわらず、特定の好みの曲を自由に無制限に、再生することができるようになります。
ユーザーが、オリジナルのプレイリストを作成することもできるようになり、 CDやPCから取り込んだ楽曲もプレイリストに入れることができるため、非常に便利です。
オンデマンドプランになると、他の音楽配信サービスと同等の機能をフル装備することができるようになります。ここまでくれば、コアな音楽ファンにとっても十分満足できる機能ではないかと思います。ただ、プレイリストから好きな曲を登録する手間がありますので、そこは評価が分かれるところだと考えます。
dヒッツ 無料版について
登録していない方であっても、dヒッツのアプリをダウンロードしてインストールすれば、dヒッツを利用することができます。
30秒に限られてしまいますが、ハイライト再生ができる他、曲やアーティストの検索、バックグラウンド再生もすることができます。
自由に楽曲を選んでハイライト再生できるため、新曲など聞いたことのない曲がどのような曲なのか気になるときに試し聴きすることにより、ある程度の曲のイメージをつかむことができます。これが無料版の大きなアドヴァンテージであり、この用途以外にはあまり使うところがないとも言えます。
30秒しか再生できないのでは、本当の音楽ファンにとっては不満でしょうし、曲やアーティストの検索などは、ほかのサイトでいくらでもすることができます。
ですから、それほど素晴らしい無料のサービスだとは言うことはできず、有料プランに移行する選択をする方が音楽ファンにとっては良いように思われます。
うたパスの主な機能
・うたパスは独自のインターネットラジオ局である Backstage Cafeを持っているので、パーソナリティのおすすめの音楽も紹介しているので、ラジオ感覚で楽しめます。
インターネット環境がないところや通信料を気にせずに音楽を再生
・ダウンロードして再生することができるので、インターネット環境がないところや通信料を気にせずに音楽を再生することができます。
ミュージックビデオなどを360°VR映像
・ミュージックビデオなどを360°VR映像で楽しむことができ、ライブ配信の時間に合わせれば、コンサート会場にいるように視聴できます。コメントや映像のアングルの変更も行うことができるので本当にライブに参加している感覚です。画質も最高で720pなので高画質です。
・アーティストと同じ曲を聴きながら、チャットをすることができる Listen with機能が搭載されています。
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dヒッツ 300円プランと500円プラン
300円プランに加入すると、楽曲をダウンロードしたり、フル再生することができるようになります。ただし、楽曲をダウンロードできるといっても他の音楽配信サービスのように単体で曲をダウンロードできるのではなく、プレイリスト単位でダウンロードして音楽を楽しむということになります。
また、再生にしてもプレイリスト単位での再生となるので、自分の好きな曲だけを聴きたい場合にはそれ以外の曲をスキップしなければならなくなります。
いくらスキップできるといってもその操作をいちいちしなければならないので、好きな曲だけを楽しみたい方にとっては300円プランでもやや不満が残るところです。
そこで500円プランが出てくるのですが、これは好きな曲を単体で再生できる枠というものを毎月10曲ずつ与えられるというタイプのものです。
好きな曲を10曲までプレイリストを経由せずにフル再生することができるようになるわけです。この10個の枠に登録する曲は後から変更することができないため、注意深く選ばないと無駄に枠を消費してしまうことになります。ただし枠から削除した曲を復活させることはできます。
500円という他の音楽配信サービスの平均価格の半分くらいの値段で好きな曲を制限があるとはいえ、聴けるのですから音楽配信サービスに月々の料金をあまりかけたくないと考えているユーザーにとっては魅力的なサービスになると思います。
dヒッツの魅力とデメリット
dヒッツが音楽好きの人を引き付けている理由の一つが、最初にも述べましたが、レコチョクが運営しているサービスなので、邦楽がとても多く収録されていることです。
他の大手の音楽配信サービスであるSpotifyやAppleMusic、AmazonMusic、LINEMUSICには入っていないような日本の曲が数多く収録されているのです。
この点はdヒッツの独自の特徴として大いにプラスの評価ができるところでしょう。
次に低価格であることも、大きなdヒッツの魅力といえるでしょう。他の音楽配信サービスはほとんどが完全な機能を使う場合には、1000円近く月々支払わなくてはなりません。
しかし、dヒッツであれば、500円でダウンロードしてオフライン再生ができたり、10枠に限られますが好きな楽曲を単体でフル再生することができるようになるわけです。
500円の低価格であるということを考えれば、かなり充実した内容のサービスではないかとも考えられます。
dヒッツのデメリットはこの500円という低価格の魅力の裏返しということになります。
本当に音楽を楽しみたい方にとって好きな曲を好きなだけフル再生したいというのが本音なはずです。プレイリストが基本でいちいちスキップして目当ての曲をフル再生するというのはかなりわずらわしい作業になるはずです。
10個という枠が毎月与えられたとしても、コアな音楽ファンであるならば、すぐに埋まってしまい後はプレイリスト単位となってしまうことも不満の残るところでしょう。
まとめ
うたパスはプランによって出来ることが区別されていて、ユーザーがニーズに合った使い方をできるようにプランを細分化している感じのする音楽配信サービスです。作業用にBGMを流している方から、本当にこだわりのある音楽ファンまで幅広く対応しようとしている姿勢がうかがえます。
他の音楽配信サービスと同じように無料体験期間が30日間設けられているので、アプリの使い心地などを試してみて、自分に合ったサービスなのかどうか、また自分の音楽のスタイルでは、どのプランが最適なのかよく考えてから使うようにすれば、音楽により生活も楽しいものとなるでしょう。
dヒッツの魅力とデメリットをいろいろ説明してきましたが、他の音楽配信サービスとは一線を画して500円という料金でサービスを提供したのは評価できるところです。邦楽が充実しているところと低料金であるところを利用して、2つ目に加入する音楽サービスとするならば、dヒッツのデメリットはほぼ解消できるでしょう。
いずれにせよ、31日間の無料体験期間があるので、dヒッツが自分の満足のいくサービスであるかどうかを見極めてから、どのように利用するかを決めた方がよさそうです。