ウェブデザイン上級者を目指すにはどうすればいい?
ウェブデザイン上級者を目指すために、どのようなことを学んでいけば良いでしょうか。
以前の記事で紹介した UI / UX などの他にも、様々な技術や知識があります。
ここでは、他に知っておくべき内容をご紹介いたします。
・SEO
SEO とは、「Search Engine Optimization (検索エンジン最適化)」の略称です。
ウェブサイトを運営する以上、 SEO と呼ばれる、検索エンジンの検索順位アップ・上位表示に結びつける対策をすることは避けて通れません。
なぜなら、ウェブサイトのアクセスを増やすには、 Google などの検索エンジンからの流入がほとんどであることが現実だからです。
SEO には様々なテクニックがありますが、一番重要なポイントは、「良質なコンテンツを作成し、ユーザーにとって価値ある情報を提供する。その内容を検索エンジンに正しく伝える」ということです。
・各種 SNS 連携
上記 SEO 対策のほかに、 Facebook / Twitter / Instagram といった、 SNS サービスからサイトへの集客する方法もあります。
各種 SNS からの流入を図ることで、ウェブサイトのアクセスをさらに増やし、集客につなげることができます。
・WordPress ( CMS )
WordPress とは、全世界で最も使われている CMS ( コンテンツマネジメントシステム ) というものです。
簡単に言うと、「ウェブサイト制作できない人でも、簡単にコンテンツ(内容)を管理する仕組み」です。
WordPress を利用すれば、 HTML や CSS がわからなくても、文章を書いたり写真を挿入したりすることができ、記事やニュースを更新できます。
いわゆる、ブログサービスと言われるものは、この WordPress を利用していることが多いです。
・レスポンシブ Web デザイン
以前の記事にもあったように、ウェブサイトは現在「モバイルファースト」と言われるスマホを含めて制作することがほとんどです。
その際、パソコン・スマホ・タブレット…と言う風に、すべてのデバイスでそれぞれソースコードを書くことは現実的ではありません。
ですので、1つのソースコードを、パソコン・スマホ・タブレットでもうまく閲覧できるようにデザインしていく、ということをするのが、「レスポンシブ Web デザイン」と言われるテクニックです。
こうしていくことで、ソースコードを書く量が減り、デザイナーやプログラマーの負担が少なくなるのです。もちろん、共通化するために必要なテクニックもありますので、そのような知識を覚えていくことも必要になります。
ウェブデザインのスキルアップ!プログラミング言語を学ぼう
HTML / CSS を覚えたら、次はプログラミング言語と呼ばれるものに挑戦しましょう。難易度が高いため必要に応じて情報を収集し、徐々に覚えていくようにしましょう。
・JavaScript
JavaScript は「ジャバスクリプト」と読みます。 JavaScript をブラウザに組み込むと、計算をしたり要素を操作したりと色々な動的アクションを追加できるようになります。
例えば、電卓を作ってブラウザ上で計算する、パスワード入力フォームでアラートを出す、といったこともできるようになります。
・jQuery
jQueryとは、「JavaScriptのライブラリ」のことです。「ライブラリ」とは、ある程度まとまったプログラムをあらかじめ作ってくれているファイルのことです。つまり、 JavaScript を使いやすいように拡張してくれたもの、それが jQuery です。
jQuery を使えば、 JavaScript を書くより短いコードで実現でき、開発効率が飛躍的に高まるため、頻繁に利用されています。
また、 jQuery はどんなブラウザでも使えます。 Windows 標準の 「IE(インターネットエクスプローラー)」や「 Edge(エッジ)」、Googleの「Google Chrome」、MacやiPhoneで使われている「Safari」など様々な種類があります。
詳細は省きますが、書くブラウザごとに微妙に仕様が異なり、同じソースやコードでもプログラムが動かなかったり、動きが変になる、といった不具合が出てしまうことがありますが、そういったブラウザの違いを吸収して、どのブラウザでも同じコードで動くようにしてくれるのです。
また、小・中規模の Web アプリで使用されることも多いのが特徴です。
・PHP
PHP とは、動的に Web ページを生成することができるサーバーサイドのスクリプト言語です。
他のプログラミング言語と比較して仕様や文法が簡単なため習得しやすいと言われています。
また MySQL などのデータベースとの連携が容易なことなどから、 WordPress を含めた Web アプリケーションの開発にもよく使われる有名なスクリプト言語でもあります。
このようなプログラミング言語も覚えていくことで、ウェブサイトをより一層魅力的に見せることができます。
ウェブデザインの将来性について! Web デザイナーの需要は?
ここまで読んできた方は、 Web デザインをしていて、将来的に仕事はあるのか? ウェブデザイナーという職業の将来性は? ということが気になったのではないでしょうか。
現在、企業が自分のウェブサイトを持つことは当たり前になっています。また、個人がブログサービスを利用し、自分のブログやウェブサイトを作っているのも普通になってきました。
そのため、今後も IT 業界は発展できると言えますし、 Web 業界も大きく成長していくと考えられます。
Webデザイナーの需要も伸びていくでしょう。そして、求められるスキルは専門的なものとなります。
ユーザーや顧客のニーズをうまく捉えらえるか。 SEO ができているか。デザイン性があり、専門的な知識があるか。
そういった技術を学んでいくことで、より一層ステップアップできることでしょう。
ウェブデザインを学んで Web を総合的に網羅していこう!
Web デザイナーの今後について解説しました。
求められるスキルは変わってきますが、Web デザイナーの将来性は十分にあるでしょう。
Web デザイナーへの転職や、ウェブデザイナーとしてさらなるスキルアップを図ろうと考えている方はぜひチャレンジしてみてください。